今回のブログは前回のブログの続きとなる。つまり、電車に乗っていたら未来へ行ってしまったという人物の話だ。
尚、僕がこの体験談を知ることになったのは、例によってYouTubeの動画によってである。
早速この体験談を紹介していくと、体験者―――ギャさんは、ある日、武蔵野線に乗車して千葉方面へ向かっていたということである。と、そのうち、キャさんは眠くなってしまい、ついウトウトと眠ってしまったそうである。そしてギャさんがふと目を覚ますと、電車はいつの間にか見知らぬ駅に停車しており、更に奇妙なことに、ギャさんは自分がそれまで乗っていた電車とは全く違う電車ーーー新幹線を未来的なデザインにしたような電車に乗車していたということだ。
その後、ギャさんが狐につままれたような気持ちで電車から降り立つと、そこには新宿駅の京王線の駅を未来的なデザインにしたような空間が広がっており、更にそこには大小様々なロボットがいて、彼等が忙しそうに働いている姿が見えたということである。そしてそれらの光景を目にしてギャさんが混乱していると、管理官と名乗る、背の高いに男性が現れて、ギャさんに、ギャさんか今いる場所が西暦2050年の未来の日本であるということを教えてくれのだということである。
その後、ギャさんはその管理官と名乗る男性と、未来で五日間過ごしたのちに、現在の時間まで戻ってきたということである。ちなみに、ギャさんは現代に帰るとき、未来へやって来たときと同じ電車に乗せられることになったそうである。そしてその電車のなかでギャさんはいつの間にか眠ってしまい、気が付くと、そこは終電を迎えた武蔵野線の電車の車内だったということである。
ギャさんの体験談は、とても俄かには信じ難い話であるのだが、しかし、ギャさんはその辿り着いた未来で過去の情報を目にしており―――つまりそれは我々からすると現代の情報となるのだが―――それらの情報のいくつかは見事に的中しているので、ギャさんの体験したことが全くのデタラメとも思えないのだ。
逆にいうと、ギャさんの予言のいくつかは外れているのだが、これはギャさんが管理官から聞いたところによると、ギャさんが未来の情報を現代で公開することで、微妙に未来が変わってしまうことがあるということである。これは予言をする者にとって大変都合の良い考え方なので、なかにはこの考え方に拒否感を覚えてしまう方もいるだろうが、しかし、僕はパラレルワールドの存在を信じているので、そういったこともあるのではないかと考えている。
僕が思うに、ギャさんが訪れたのは、厳密な意味の未来ではなく、我々からすると、未来のように思えるパラレルワールドだったのではなかろうか。だからかこそ、ギャさんが訪れた未来では起こったはずのことが起こらなかったりするのだろう。
ちなみに、ギャさんの体験談に極めて類似した体験談が近年報告されている。これはとある中学生の男の子か西暦2047年の日本へタイムスリップしたという内容のものだ。未来へ行った方法は、ギャさんと全く同じであり、電車に乗っているうちに居眠りしてしまい、気が付くと、そこは西暦2047年の未来世界だったという具合だ。加えて、中学生の男の子もいつの間にか、自分がそれまで乗っていた電車とは全く違う電車に乗っており、降りた駅のホームの印象もギャさんの体験とだいたい似通っている。
ちなみに、中学生の男の子の場合は、何故自分が未来へタイムトラベルさせらることになったのか、その理由を、未来人に尋ねているのだが、その答えは未来から過去へひとを送るためには、どうしても過去の人間を未来へ移動させる必要があるから、とのことだそうである。
この話を聞いてふと思い出したことがある。それは何かというと、質量保存の法則である。質量保存の法則というのは、この世界に存在していられる物質の総量というのはあらかじめ決まっており、その世界にそもそも存在していなかったものが、突然この世界に出現するといったようなことは不可能であるというものである。逆にいえば、未来からAという人物を送り、その代わりに、過去からBという人物を未来へ送れば、質量保存の法則は保たれることになり、だからこそ、未来人は過去へタイムトラベルすることが可能になっているのではないだろうか?
加えて、中学生の男の子は、未来人にどのようにして過去へのタイムトラベルが達成されるのかを聞いているのだが、これに対して未来人は興味深い解答をしている。それはこの我々が暮らしている世界が仮想現実であるということが未来の世界では解明されており、この理屈を応用することでタイムトラベルは可能になるということなのだ。尚、過去へタイムトラベルする乗り物は、どうしてもその性質上、電車のような形状になってしまうとのことである。
そして電車内や、その近郊で頻繁に報告されるバラレワールド移動現象……これはひょっとしたら、と、思ってしまうのは、果たして僕だけだろうか?
ちなみに、興味深いことに、西暦2047年の未来へタイムトラベルしたという男の子が電車に乗ったのも、やはり千葉県付近である。地下鉄東西線の「藤迫駅」に、ギャさんの武蔵野線乗車時における体験、これはひょっとしたら、ひょっとするのかもしれない……。
と、今日のブログは以上となる。皆さんはどうお感じになられただろうか?
尚、いつも書いていることではあるが、僕はこのようなアイディアをもとに小説を書いており、複数の電子書籍サイトから販売している。もしこのような話にご興味があるという方がいらっしゃったら、下記にリンクを貼っておくので、また気が向いたときにでも見て頂けると非常に嬉しい。
https://bccks.jp/bcck/161999/info
[http://:title]
ではまたのブログでお会いしよう‼