先日、いつものようにyoutubeで異世界関係の動画を漁っていると、これは面白いなと思う動画を見つけた。今回のブログでは僕が面白いなと思った動画の内容についてご紹介させて頂きたいと思う。
なお、これからご紹介させて頂くエピソードは、『DAYTONA INTERNATIONAL』というyoutubeのチャンネルで紹介されいてた。
まずひとつめのエピソードは、池袋駅周辺で異世界に迷い込んでしまった体験談になる。
ある日、Aさんは友達のBさんと一緒に新宿方面から池袋を目指して歩いていたということである。最初のうち、Aさんは友達のBさんと一緒に楽しく談笑しながら歩いていたとのことなのだが、しかし、その道中、ふと違和感を覚えることになったそうである。
というのも、歩けども歩けども池袋に辿り着くことができなかった、ということなのだ。
ふたりは池袋サンシャインビルを目印にして歩いていたそうなのだが、しかし、どれだけ歩いてもその池袋サンシャインビルに近づことができなかったということなのである。まるで同じ場所をずっとループして歩き続けているかのように。
最初のうちは、Aさんもただそんな気がするだけなのかなと思っていたらしいのだが、しかし、違和感を感じてからかなり時間が経過しても状況に変化が見られなかったので、これはいよいよおかしいと思ったAさんは、友達のBさんに対して、「こんなに歩いても池袋に着かないのは変だよね?」と確認を取ってみたということである。
すると、友達のBさんもAさんと同じように違和感を抱いていたらしく、Aさんの問いに対して「そうだよね」と不安そうな面持ちで返答を返したということである。
そしてここでふたりにとって決定的な異変が起こったらしい。
というのも、気が付くと、周囲の空間から一切の人影が消えてしまっていたということなのだ。人間はもちろん、車すら一台も走っていなかったということである。
ちなみに、いわずもがなのことではあるが、池袋駅周辺は都会で、通常ひとや車が全く通らないということはあり得ないことである。
この状態に激しい恐怖を感じることになったAさんとBさんは、周囲を見回してたまたま目についたコンビニに飛び込んだそうである。
ちなみに、このとき、AさんとBさんは、ひょっとしたら、コンビニも無人なのではないかと恐れていらしいのだが、しかし、幸いなことに、コンビニにはちゃんと普通に店員がいたそうである。そしてふたりはその店員に対して「池袋サンイシャインビルに行きたいのだが、どう行けばいいか?」と尋ねたそうである。
すると、コンビニの店員はふたりの問いに対して怪訝そうな顔つきをし、コンビニの窓から外を指さすと、「池袋サンシャインビルならすぐそこにありますよ」と答えたとのことである。
無論、この店員の返答はAさんとBさんの求めていたものではなかった。
AさんとBさんのふたりにも池袋サンシャインビルは目視できているのだ。にもかわらず、一行にそこまで辿り着くことができないから困っているのである。
しかし、AさんとBさんはそのことをどう店員に説明したらいいのかわらかなかったので、とりあえずといった形で店員に礼を述べると、コンビニから外に出たということである。
すると、不思議なことに、ついさっきまで全くいなかったはずの人通りが戻り、車も普通に走っている状態になっていたということである。
恐らく、AさんとBさんのふたりはどこかのタイミングで異世界へと迷い込み、その後、コンビニに入ったことで、もとの現実世界に戻ってくることができたのだろう、と、動画では考察されていた。
続いて、二つ目のエピソードだが、これは病院内で異世界で迷い込んでしまった体験談になる。
Cさんはスポーツをしているときに足を複雑骨折してしまい、病院に入院することになったということである。
ちなみに、Cさんが入院することになった病院は、比較的歴史のある病院で、旧館と新館のふたつがあり、このふたつの館は、連絡通路によって連結されていたということである。
そして異変は、Cさんがこの連絡通路を使って旧棟へ移動したときに起こることになる。
Cさんはある朝目覚めると、旧舘の一階にある売店に行こうと思ったということである。
なお、Cさんの病室は新館の五階にあり、旧舘の一階へ行くためには、連絡通路を渡って旧舘まで移動し、そこからエレベーターで一階まで降りなければならなかったらしい。
そしてCさんはエレベーターで一階まで降り、売店で目的である飲み物を購入すると、再びエレベーターに乗って自分の病室まで戻るこにとしたということである。
と、ここで異変は起こる。
というのは、エレベータ―が目的の階に到着すると、何か「ガガガガ」というようなこすれるような音が鳴り、かと思うと、Cさんは自分の身体が前方方向に向かって引っ張られるような感覚を感じたということなのである。
無論、通常エレベーターに乗ったときにこのような音が鳴ることはおろか、身体が前方方向に引っ張られるような感覚を感じたりすることなどない。
だから、Cさんは違和感を感じたのだが、しかし、その後、普通にエレベーターのドアは開いたので、Cさんは違和感を感じつつも、エレベーターから降りると、自分の病室まで戻ることにしたということである。
と、この直後、Cさんは奇妙な体験をすることになる。というのも、病院内に誰もひとがいないのだ。病院なので、それこそ自分以外に大勢のひとがいなければならないのに、何故かそれらのひととすれ違ったり、出くわしたりすることがないのだ。
更に異変は続くことになる。Cさんが自分の病室に戻ってみると、やはりそこも無人の空間となってしまっているのだ。
ちなみに、Cさんは共同病室に入院していて、自分以外にひとがいないことなどりあり得ない。
更に不可解だったのは、周囲から音か消えてしまっているということだった。
Cさんのすぐ隣にはDさんという方が入院していて、そのひとは自分のベッドの近くに自分用の小さなテレビを置いていて、そのテレビをいつもつけっぱなしにしていたということなのだが、何故かそのテレビが音を発していないのだ。
無論、これだけであれば、ただ単テレビの音を消していただけ、とも考えることができる。
だが、テレビ画面に映っている映像が奇妙なのだ。
テレビには女性のニュースキャスターが映っており、そのニュースキャンスターが何か喋っているのだが、その後、テレビ画面の映像は全く他の映像に切り替わらないのだ。
通常のテレビ番組であれば、女性のニュース―キャンスターだけでなく、必要に応じて現場の映像を流したりするはずである。ところが、そのようなことは全くなく、ただ、延々と、その女性のニュースキャスターの映像だけが流され続けるのだ。まるで同じ場面を永遠にリピートしているかのように。
この光景に恐怖を感じはCさんは、一端自分を落ち着かせようと思って、さっき売店で買ってきたばかりの飲み物を一口口にする。それから、窓から外に目を向けてみる。
すると、その場所も自分がたった今通ってきた空間同様の全くの無人の世界で、いよいよCさんは自分が何か奇妙な世界に迷い込んでしまっていることを確信することになる。
Cさんはどうにかしてこの奇妙な世界から脱出しなければ、と決意することになる。
そしてこのときCさんの目に飛び込んできたものがあった。
それは何かというと、一階に部分にある、新館と旧舘を繋ぐ渡り廊下である。その渡り廊下のちょうど境目辺りに、何か陽炎のようなものが存在しているのだ。
その陽炎を見て、Cさんはひょっとしたら、と、思うことになる。あの陽炎のようなものは、この異世界と、もともと自分がいた現実世界を繋ぐドアのような役割を果たしているのかもしれない、と。
きっとそうに違いないと思ったCさんは、今自分がいる五階から階段を使って(再びエレベーターに乗ってしまうと、今度こそ異世界からもとの世界に戻れなくなってしまうような気がした)一階まで戻ると、その渡り廊下の中央部に存在している陽炎のようなもののなかに思いきって飛び込んでみた。
すると、その瞬間、それまで消えていた音がもとのように聞こえてくるようなり、更に消えていた人影も戻ってきた。
ーーー良かった。自分はちゃんともとの世界に戻ってくることができたのだ、と、Cさんは安堵のため息をつくことになる。
と、その直後、Cさんは強い力で自分の肩を捉まれることになる。
一体何事だろうと思ったCさんが肩を捉まれた方を振り返ってみてみると、そこには知り合いの看護婦さんがいて、彼女はどこか怒ったような顔つきをしていた。
驚いたCさんが看護婦さんに事情を確認してみたところ、Cさんの姿が朝から見つからず、Cさんが行方不明なってしまった、と、病院では軽い騒動になっていたらしい。
更にCさんは看護婦さんから話を聞いて驚愕することになる。というのも、Cさんにとっては朝起きてらかまだほんの一時間足らずしらしか時間は経っていないはずなのに、何故か八時間近くの時間が経過してしまっているのだ。Cさんが看護婦さんに時刻を確認してみると、いつの間にか時刻は夕方前の15時過ぎになってしまっていた。
その後、もとの自分の病室に戻ったCさんは、自分がちゃんともとの現実世界に戻れていることを確認することになる。病室にはいつものように自分以外の患者がいて、テレビの音声も映像もまともである。
そうした光景を見ていると、自分が体験したことはひょっとしたら、幻影の類なのもかしれないと思えてくるのだが、しかし、そうではない証拠に、朝確かに売店で買ったはすの飲み物は消えてしまっており(Cさんは異世界の自分の病室に飲み物を置いてきた)、このことからCさんは自分が確かに異世界のような場所へ移動してしまったのだと確信しているとのことである。
と、これで僕が見た動画内容の説明は終わりとなるが、皆さんはどうお感じになられただろうか?
僕としては気になるのが、ふたつの異世界体験のうち、どちらも無人の世界に迷い込んでしまっているということだ。そして僕が思い出したのが時空おじさんの話だ。
時空のおじさんというのは、上述したふたつの例と同じように、無人の世界に迷い込んでしまった被害者を、悪態をつきながらももとの現実世界に戻してくれる存在として、都市伝説界隈では有名な存在である。
あるいは体験談が多い無人の世界というのは、未来人がタイムスリップする際に偶然発生してしまうエラーのようなもので、そのエラーを管理しているのが時空のおじさんと呼ばれる存在なのかもしれないとふと思ったりした。
皆さんはどう思われるだろうか?
それでは長くなってしまったが、これで今日のブログは終わりとなる。このブログを最後まで読んでくださった方には感謝する。
またいつも書いていることで恐縮てはあるのだが、僕はこのような着想をもとに小説を書いており、それらの小説を電子書籍という形で各販売先から販売している。もしこのような話に興味関心があるという方がいらっしゃったら、下記リングを張り付けておくので、また気が向いたときにでもご覧になって頂けると、筆者としては非常に励みになる。
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ではまた‼