昨今、マンデラ・エフェクトと呼ばれる、事実とは異なる記憶を大勢のひとが共有している現象が加速度的に増えていっているように思われる。
このような現象が起こっている理由について現在様々な仮説が上がっているが、個人的に気になっているのが、人間がいつの間にか並行世界から並行世界へと移動し続けているでのはないかという説だ。
では、もしこのようなことが本当に起こるのだとしたら、それはどのような原理によって起こるのだろうか?
そこで僕がふと思いついたのが『きさらぎ』駅に見られるような、電車に乗っているうちにいつのまにか異世界へ移動しているといったパターンだ。
現在ネット上にはわりとたくさんの異世界駅目撃証言が存在している。
むろん、これらは全てただのデタラメであったり、あるい何かの見間違いであったりするのかもしれないが、しかし、もし本当にこうした異世界駅が存在しているのであれば、我々が知らぬ間に異世界へ移動していまっているというケースもあり得るのではないだろうか?
ちなみに、みなさんは『藤迫駅』という異世界駅の目撃談をご存知だろうか?
これはある男性が地下鉄東西に乗っているとき、西葛西駅と南砂町駅を通過する際に目撃したとされる、本来であれば存在しないはずの駅である。
なお、この駅は『きさらぎ駅』とは違い、無気味な雰囲気などはなく、ごく普通の地上駅といった感じに見えたということだ。
そしてもしこのように、異世界駅が我々が生活している場所のすぐ近くに何食わぬ顔をして存在していた場合、我々は異世界へ移動していたとしても、そのことに気が付けない可能性が高い。
移動した世界に自分がもといた世界とのあからさまな違いがあればすぐに気が付くだろうが、しかし、マンデラ・エフェクトに見られるようなごく些細な違いしかなかった場合、恐らく多くの人は何か自分が変な勘違いしていたのだろうと思って勝手に自分で納得してしまい、自分が今異世界にいるのだということを認識することはできないはずだ。
このような仮説は極端かもしれないが、しかし、事実として我々はマンデラ・エフェクトという、ただの記憶違いでは済まされないような体験をしており、ここには何か現代の科学は説明がつかないような秘密が隠されているの確かなことのように思える。
果たして、皆さんはどう思われるだろうか?