最近面白かったお勧めのSF小説

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最近『大日本帝国の銀河』という小説を読んだのだが、なかなか面白かったので、ここで紹介したいと思う。

 

なお、これ以降はネタバレになってしまうので、ネタバレは避けたいと思う方は、すぐにこのページを閉じてもらうたい。

 

では、早速はじめていきたいと思う。

 

この小説は、第二次世界大戦がはじまる、少し前の日本に、謎の爆撃機が出現するというところからはじまっている。

 

この突如として出現した爆撃機は撃墜されることになるのだが、その後、調べたところ、この未知の爆撃機は現在のテクノロジーよりも少しだけ進んだテクノロジーを使って造られていることが判明する。と、同時に、この爆撃機に乗っていたと思われる人間も捕らえられ、その人物は自分のことを火星太郎と名乗る。

 

この火星太郎と名乗った人物は、どこからどう見てもアジア人―--日本人的特徴を備えているのだが、しかし、彼は自分は宇宙からやってきた宇宙人だと語り、その後、物語が進むにつれて、彼が語っていることはどうやら真実であるらしいということがわかってくる。

 

物語の第二巻において、火星太郎と名乗った人物は、実はオリオン座の方向に存在する惑星から遥々地球にやってきた異星人であるということが判明する。火星太郎の話によれば、彼らが地球へやってきた目的はただひとつであり、それは日本をはじめとする各地域にそれぞれ大使館を開設することにあるのだという。

 

一方日本人からしてみれば、彼らの言っていることはまる理解できないということになる。恒星間を移動できる程の高度な技術を持ち、それこそその優れた技術で瞬く間に全世界を征服してしまうことも可能だというのに、何故彼らは大使館開設などというものに拘るのだろうという話になる。

 

ちなみに、日本は火星太郎―--オリオン太郎の要求を断ることになるのだが、しかし、そうしようと思えば、オリオン太郎たちはその高度な技術を持ってして、無理矢理日本に自分たちの大使館を開設してしまうことも可能なのだ。にもかかわらず、彼らはそれをしない。

 

どうやら地球人とオリオン世界の住人には何か決定的な理解、認識の違いがあるようだということになり、物語は次の章へ続く形で終わっている。

 

今回のブログでは物語の概要をかなりおおざっぱに説明させてもらった。実際にはオリオン星人に関する描写以外にも、当時の日本やその他の世界の動きかある程度リアルに描写されていて面白い。まだこの小説を未読の方はこの機会に読んでみられては如何だろうか?

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ちなみに、僕もこの小説には遠く及ばないかもしれないが、各電子書籍サイトから自分の書いたSF小説を販売している。もしご興味を持って頂けた方がいらっしゃったら、下記にリンクを貼りつけておくので、またお手すきの際にでも見て頂けらと思う。

 

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ではまた次回のブログでお会いしよう‼