神隠しにあってしまったふたり……。

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どうも‼ こんばんは‼ 海田陽介です。最近本格的に暑くなってきましたね。夏バテとかしていませんか? お互い気をつけていきましょうね‼

 

さて、今回のブログでは、神隠し体験について書かせて頂きたいと思います。これはネットの異世界体験談を読んでいて興味深いなぁと思ったもので、もしかしたら既にご存じの方も多いかもしれません。

 

これはAさんが当時まだ高校生のだった頃の話だそうです。季節はちょうど今と同じくらいの夏頃で、Aさんの住んでいる町ではお祭りがあり、Aさんはそのお祭り会場に自転車に乗って行かれたということです。

 

そしてやがてお祭りは終わり、Aさんは家に帰ることにします。ちなみに、Aさんはお祭りにはお友達のBさんと一緒に来ており、だから、帰りもお友達のBさんと一緒に帰ることにしたそうです。帰る方向も途中まで一緒です。

 

ふたりは自転車が停めてある駐輪場へ向かって歩き出しました。と、ここで奇妙なことが起こります。というのも、どういうわけか、BさんがAさんのことを全く認識してくれなくなってしまったそうなのです。AさんはBさんのすぐ側を歩いているにもかかわらず。

 

Aさんのお友達は、Aさんがすぐに側にいるにも関わらず「A! A!」とAさんの名前を呼んで周囲を見回していて、Aさんの姿に全く気が付かないということなのです。

 

最初はAさんもBさんがふざけているんだろうなくらいにしか思っていなかったそうなのですが、しかし、そのうちにBさんは近くを歩いていた共通の知り合いに「Aさんを見かけなかった?」と真顔で訊き始めたので、これは何か様子がおかしいとAさんも異変に気が付くことになったということです。

 

ところで、この間、もちろん、Aさんもお友達の呼びかけをずっと無視していたわけではなく、「わたしはここにいるよ!」と必死にお友達の呼びかけに答えていたそうです。そればかりか、相手の手を握ったり、直接身体を揺さぶったりもしたそうです。でも、それにもかかわらず、Bさんは全くそのことに気が付かなかったということなのです。

 

そしてとうとう友達のBさんは、Aさんが自分のことをおいて先に帰ったしまったと判断してしまったらしく、ひとりで自転車に乗って帰っていってしまったということです。もちろん、このときAさんもBさんについていったそうなのですが、結局、家に帰り着く段階になってもAさんはBさんに認識されることはなかったということです。

 

この奇妙な現象は、Aさんが自宅に帰りついたあとも続きます。Aさんが自宅に帰り付いて、家族に声をかけても、家族全員、何故かAさんのことを無視するのです。そしてAさんが目の前にいるにもかかわらず、Aさんが祭りから帰ってこないと慌てはじめ、知り合いや、警察に電話をかけはじめたということでした。

Aさんはこの奇妙で不可解な現象にいても立ってもいられなくなり、一度家から外に出ることにします。この間、Aさんはすれ違うひとたちに声をかけてみたりしたそうなのですが、全て無視されてしまったということでした。

 

そうしてAさんが途方に暮れていると、唯一ひとりだけ、Aさんのことを認識してくれた人物がいたということです。それは誰かというと、クラスメートのCくんです。AさんがCくん話かけてみると、どうやらCくんもAさんと全く同じ状況にあるということがわります。

 

その後、AさんとCくんはなんとか自分たちの存在に気づいていもらおうと、あらゆることを試してみたそうなのですが、しかし、どれも上手くいかなかったということです。

 

ちなみに、彼らが具体的にどういう行動を取ったのかといいますと、それはメモを残したということです。自分たちが現在にどこにいるのかということを、家や警察やあるいは学校の目立つところに書いて残しておいたということなのです。でも、奇妙なことに、誰もそのメモに気が付かないということなのです。また電話の類も相手に全く通じなかったということです。一応電話は繋がったようなのですが、しかし、相手に自分の声が全く通じなかったということです。

 

そのうちに、AさんとCさんは身の危険を感じるようになります。というのも、AさんとCくんは何か白い靄のような存在に、追いかけられるようになったということなのです。ちなみに、ふたりにもこの靄のような存在が一体なんだったのかは、今をもってしてもわからないということです。この白い靄のような存在は、ふたりの自宅にも現れたため、ふたりは家にいることができなくなり、それで仕方なく、雨風をしのぐことができる、橋の下に隠れることにしたということでした。

 

それで最終的にふたりはどうなったのか?

 

ふたりは自分たちが事実上の透明人間になってから、三日後に、橋の下で、警察によって保護されることになります。

 

ふたりが警察署に「橋の下にいます」と書いたメモが発見され、それで様子を見に来た警察官によって無事ふたりは発見されることになったようです。警察官に発見されたときには、それまで続いていた、他人に認識されなくなるという奇妙な現象も収まっていたということです。

 

ちなみに、AさんとCくんが警察署に残したメモの見つかり方に興味深いものがあります。というのも、AさんとCくんは、警察署において、警察官がいる目の前でメモを書いたはずのなのにもかかわらず、どういうわけか、警察官がそのメモに気が付いたのは、ふたりがメモを残してから二日後だったということなのです。しかも、そのメモは突如として警察署に出現したように見えたという、警察官の報告が残っているそうです。

 

またAさんとCくん自身も似たような経験をしているそうです。神隠し体験が終わって一週間以上が経ち、ふたりが学校の教室で普通に授業を受けていると、それまで何も書かれていなかった黒板に、ふたりが一週間前以上に前に残したメモが突如として出現するといったようなことがあったそうです。

 

ところで、このAさんの奇妙な体験は、世間的には、AさんとCさんが一時的に家出を図ったということで片づけられたそうです。

 

それから既に二十年近くが経過しているそうなのですが、Aさんにもあれが一体何だったのか、全く謎のままだということです。

 

僕がAさんの体験談を読んでいて、ふと思い出したのが、ドラマ『ストレンジャーシングス』に出てくる異次元に関する説明です。たとえば一本のローブがあったとして、人間が利用できる空間というのは、ロープの表面だけだが、しかし、アリのような小さな生物にとっては、その表面だけでなく、横や下にも利用可能な空間が存在していることになる、と。

 

ひょっとすると、AさんとCくんのふたりは、ふとした拍子に、僕たちが生活しているこの三次元空間の裏側のような場所に迷いこんでしまったのかもしれませんよね? その世界ではときの流れ方が僕たちの世界とは違っていて、更に未知の生物が存在しているのだとしたら……。

 

と、今日はのブログは以上となります。最後までこのブログを読んでくださった方、本当にありがとうございました‼

 

ちなみに、僕はこのようなアイディアをもとに小説を書いていまして、各電子書籍サイトから販売しています。もしこういった話が好きだという方がいらっしゃいましたら、下記にリンクを貼っておきますので、またお手すきの際などに見て頂けると非常に嬉しいです。

 

bccks.jp

 

ではまたのブログでお会いしましょう‼