明晰夢における個人的実験と、興味深い異世界体験談。

 

 

 

 

 

 

 


最近暑い日が続いているが、皆さん夏バテなどされていないだろうか? お互い気を付けていこう。

 

さて、今回のブログで書かせて頂きたいのは、僕がつい先日見た明晰夢における実験内容と、最近知った興味深い異世界体験についてである。

 

では、早速書いていく。

 

以前も書いたが、僕は眠りが浅い方で頻繁に夢を見る。それでごく稀に明晰夢を見ることもあるのだが、先日、その明晰夢を見たときにちょっとした実験をしてみたのだが、その結果が興味深いものであった。

 

なお、明晰夢とは何か知らないひとのために簡単に説明をさせて頂くと、明晰夢というのは、夢を見ているときに、これは夢を見ているのだと自分で気が付くことができる夢のことである。

 

さて話を戻すと、先日、僕は久しぶりに明晰夢を見ることができた。そのとき、僕がいたのは、どこかのデパートのような場所だった。それほど幅の広くない通路にたくさんのひとがいて、付近には様々な商品が置かれてあった。色彩はすごく鮮やかであった。

 

それで、今自分は夢を見ているのだと気が付いた僕は、たまたま自分の反対方向から歩いてきた、若い男性を呼び止めてみることにした。

 

しかし、男性は僕のことを無視して歩いていこうとしたので、今度は肩のあたりを掴んで強引に呼び止めてみることにした。しかし、それでも、男性は僕のことを無視して歩いていってしまった。

 

想像するに、僕が呼び止めようとした男性は、哲学的ゾンビであって、彼に意識のようなものは存在していないのだろう。

 

なお、その後、通路を歩き続けた僕は、その通路の途中に鏡を発見することになった。今度は僕はその鏡に自分の顔が映るのかどうか、試してみようと思いついた。

 

すると、一応鏡に自分の顔は映ったのだが、しかし、それは妙な映り方であった。というのは、一部不鮮明だったり、曖昧な部分が存在したりするのだ。しかも、ちょっと油断すると、鏡に映っていた自分の姿が消えてしまう。

 

恐らく、鏡に映し出されている映像というのは、僕の記憶をもとに再現されているものなので、鏡に映った自己像は曖昧なものとなってしまうのだろう。しかも、ずっと鏡に意識を向け続けていないと、鏡に映った自己像を保ち続けることができないのだと思われた。

 

と、この辺りで僕は明晰夢状態から通常睡眠状態に移行してしまったらしく、あとのことは何も覚えていない。また明晰夢を見ることがあったら、他のことも試してみたいと思う。たとえば空は飛べるのか、など。

 

続いて、僕が最近知ることになった異世界体験談について語りたい。

 

これはyoutubeの『オカルトエンタメ大学』春の会談会で話されていた内容になる。

 

これはAさんという方が今から四十年近く前に体験されたことである。Aさんは仕事が終わったあと、同僚と酒をのみ、そのあと、最終電車に乗り込んだということだ。ちなみに、その電車は今でいうところの中央線に該当するものであったらしい。

 

と、その電車に乗ってしばらくすると、Aさんは酒を飲んだあとだったということもあり、電車のなかで眠り込んでしまったということだ。気が付くと、電車は終着駅である高尾駅に到着しており、駅員から電車から降りるように促されたらしい。

 

駅員さんに促されて電車を降りたAさんだったが、この時間帯だともうバスもなく、家に帰る手段がないので、Aさんはその日、駅で眠って始発を持つことにしたということだ。

 

 

が、駅の構内にはAさんと似たような感じで始発を持っている人間がたくさんおり、しかも、みんな鼾をかいて眠っており、うるさくてAさんは眠ることができなかったということだ。

 

Aさんがうるさくて眠れないなぁと思って、ふと、駅の外へ目を向けてみると、やけにレトロな形をしたバスが一台、駅のロータリのなかに入ってくるのが見えたということである。

 

 

通常この時間帯にバスは走っていないらしいのだが、しかし、何はともあれバスが来てラッキーくらいに思ったAさんは、特に行先を確認することもなく、そのやってきたバスに乗り込んだということである。

 

と、その直後、Aさんは自分の乗っているバスが奇妙であるということに気が付くことになったそうである。というのも、乗客が自分ひとりしかおらず、更に奇妙なことに、バスを運転しているのが、身体は人間で、顔は巨大な猫といった奇妙な生き物であったらしいのだ。

 

Aさんはそのあり得ない光景にギョッとしたものの、しかし、不思議と恐怖は感じなかったということだ。

 

しばらくすると、その猫の顔をした車掌がAさんの方を振り返って、「お客さん、靴を脱いでください」と、ニヤニヤしながら声をかけてきたということである。

 

その「靴を脱いでください」という言葉で、Aさんが反射的に思い出すことになったのは、宮沢賢治の『注文の多い料理店』だったということである。

 

皆さんも当然ご存知であるとは思うのだが、『注文の多い料理店』では、猫が人間を食べるために、人間にあれこれ理由をつけて、人間に服を脱がせていくという話になる。

 

その話を思い出したAさんのなかには、突発的に強い怒りの感情が込み上げてきたそうである。この化け物は、猫のくせに、人間である俺のことを食おうとしているのか、と。

 

それで怒ったAさんは、猫の顔をした車掌に向かって、「てめぇ! 猫のくせに、人間様である俺を食おうとしてるんじゃねぇよ!」と、怒鳴りつけたということである。

 

すると、バスのなかに竜巻のようなものが発生して、気が付くと、Aさんは高尾山の入り口からしばらく登った山のなかで眠っている自分の姿に気が付くことになったということである。

 

当時、Aさんは酒に酔っていたので、もしかしたら、無意識のうちに高尾山まで歩いてきて、それで夢でも見ていたかのなと思わないでもないらしいのだが、しかし、JRの高尾駅から高尾山まではかなりの距離があるので、いくら酒に酔っていたとはいえ、そこまで歩いてきて、途中で眠ってしまうとは思えず、あれは何だったのか、今でも謎のままであるというところで話は終わる。

 

果たして、皆さんはこの文章を読んで、どう思われただろうか?

 

と、以上で、今日のブログは終わりとなる。このブログを最後まで読んでくださった方には感謝する。また毎回書いていることで恐縮ではあるのだが、僕はこのようなアイディアをもとに小説を書いており、それらの小説をAmazonなどから販売している。もしこういった話に興味関心があるという方がいらっしゃったら、下記にリンクを貼りつけておくのて、また気が向いたときにでも見てもらえると、非常に嬉しい。

 

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では、またのブログでお会いしよう‼